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2024/05/09 02:26 |
イエスキリストの物語
アメジスト
小石屋さんで購入したタンブルサイズの小さな丸玉アメジスト。持っている石の中で一番謙虚な感じで話しかけられます。「よかったですねぇ~^^」「幸せですねぇ~^^」「にこにこ…^^」お茶でも飲んでそうな感じです。今回は、このアメシストのなかのひとが話す、イエスキリスト誕生のお話です。対話というよりただ聞くだけに徹しているため、歴史との相違など全くこだわらずに書き記します。別の世界にも、似たような人がいたのかもしれないですね。


私はイエスキリストの血と涙を受けた女。(マリアテレサ)


イエスキリストの話しをしましょう。

イエスキリストは存在していませんでした。
彼ははじめ、私達の中にある、古代の王を摸した偶像だったのです。

私達は民衆をひとつにしようとした時の君主により偶像崇拝の道を進んでいきました。

イエスキリストは存在していないものだったのに
時代がそれを生み出したのです。
キリストという名を使って、民衆を束ねる男が現れたことによって。

彼が最初からキリストと言う名であったのかはわかりません。
ただ、私達が崇拝するキリストに良く似ており、聖書にある教えを淡々と民衆に語っていったのです。

文字が読めない者が多かった時代、彼の語る聖書の言葉に耳を傾けて偶像を崇拝するうちに
彼こそが神の教えを携えてやってきた神の子であるという認識がひろまりはじめました。

イエスキリスト。
時代の申し子。

彼が誰であったのかをその時だれも知りませんでした。


彼は孤児でした。
身寄りのない彼を助けたのがマリアです。
彼はマリアが命を救った親のない子供でした。

私達はマリアと一緒に彼を愛しました。
可愛い赤ん坊
良く泣いて、良く笑う可愛い赤ん坊

マリアは彼の母親となり、誰よりも彼の事を可愛がったのです。

成長し、大人になるにつれ、彼はこの世界に疑問を抱くようになりました。
配られた聖書を食い入るように読みふけり、やがて彼は聖書を言葉にして人々に聞かせるようになったのです。

言葉によって救われる民衆もあらわれました。
もっと聞かせて欲しいと願われ、彼は快く彼らに聖書を語って聞かせました。

全ての話しは、そこから始まるのです。


言葉を読めない者達にも、もっとこの聖書の素晴らしさをつたえるために、彼は仲間を集めました。
彼のもとに聖書を読み聞かせる者達が集まり、やがてそれはひとつの信仰を生んで行きます。

それがキリスト教。

彼が人々に聖書を読み聞かせる機会が増えるごとに、
聖書は彼の言葉となり、彼の血肉となり、彼そのものとなっていく。

まるで仕組まれた罠のように、時代は彼をキリストとして祀り上げて行きました。
生きた神の御子として。

パウロは彼を非難しました。
もともと聖書を生みだしたのはパウロであるのだと。
それが、キリストによって一人歩きを始めたものだからそれは予想もしなかったのでしょう。

イエスキリスト。彼の名は、またたく間にひろまって行きました。
かれこそが神ヤハウエが生みだした神の御子だと。
かれこそが神の威を持つ、我らが救い主だと、民衆は湧いたのです。

キリストの名を冠むる男の背に、ごうごうと唸る風の様な勢いがありました。
本当に彼に神の威があったのかどうかは知るすべがありません。
しかし、彼は民衆に答え続けました。

言葉を求める者には言葉を
癒しを求める者には癒しを
愛を求める者には愛を

見返りを求めず、彼らが求めるものを与え続けたのです。

その勢いは衰えるところをしらず、ついにローマへとその名が轟きます。
彼は、王位こそもちませんでしたが、
民衆たちにとっての救い主となり、冠を持たぬ時代の王となっていったのです。



(次回に続きます)


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2011/05/26 09:34 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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