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2026/04/10 13:32 |
スフィアクリスタル(レディマーサ)の物語
マーサの水晶球

アトランティスの動力源はクリスタルタワーであったと言われています。
そのクリスタルタワーの創設者は、アトランティスの向かう未来を酷く憂いていました。

彼女の名前はマーサ。

太陽の塔の創始者、クリスタルの塔の創始者。聡明な祖。
マーサはこの水晶を持つ人に全ての力を分け与えると言っています。
彼女の言葉を代弁する、光の神官ユノスが語りかけて来ました。


■Message from Yunos (光の神官ユノスからのメッセージ)

封印は解かれました。
あなたの持つ力の開放のために、マーサは力を与えると言っています。

アトランティス時代の聡明な科学者であったマーサは、自分の作ったクリスタルが、破滅のために使われてゆくことに酷く心を痛めていました。しかし、神官達がクリスタルとともに死を選んだ時、マーサは悲しみの中に希望を見出しました。既にクリスタルの魂となっていたマーサには、平和も破滅も選ぶことはできなかったからです。

「クリスタルの力を調和のために使ってほしい」

そう願いながらも、マーサにはどうすることもできません。
アトランティス最後の神官たちに決断を委ねました。

マーサは神官達がクリスタルとともに死を選んだ時、その勇敢な死を心から労いました。
そして神官達の魂が地球に蘇るたびに、マーサは彼らに光を送り続けました。

マーサの光の波動は純粋無垢で何色にも染まらない七色の虹の光。

かつて神官達が守ろうとしたクリスタル。
このクリスタルにはその時の記憶と、マーサの光が宿っています。
封印が解けた今、マーサの光はあなたの中に蘇って輝きはじめます。
この光を世の調和のために使ってほしいとマーサは願っています。

虹色の光を想い、願うだけで良いのです。
調和を願うだけで、マーサの光は世界に調和の波動を広めます。

どうかマーサの光をひろげてください。
世界中に光を降ろすために。


この水晶球はラピスラズリと対になっていたもので、わたしが中学生の時におこづかいを溜めて買ったものです。お付き合いとしては一番古いクリスタル。これを握っていると心が落ちつき、不安も和らいで、暖かい何かに包まれる感覚をいつも抱きました。あまり病気しないのですが、たまに風邪をひいて寝込んだ時に握っていると辛さが解消されます。

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2011/05/23 10:07 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択
トヨタマヒメの物語


東京にあるショップのオーナーさんからいただいたクリスタルです。具合が悪くどうしても助けが必要だった際に声をかけてくださり、帰り際に「この石が合っているから御守りに」と持たせてくださったクリスタル。お返ししようとしたのですが「神様からの贈り物だから」とプレゼントしてくださいました。内部の白い部分が龍の姿に見えます。
下二枚の空の写真は、石を持って河原に行った際に偶然撮ったものです。
(トヨタマヒメ様は龍神様の化身と言われています)

トヨタマヒメとホヲリノミコト、そしてタマヨリヒメ。
古代の神様であった3人の、秘められた恋物語です。

トヨタマヒメは仲間と一緒に、見えない世界から私たちを応援してくれています。



■Message from Toyotamahime
いよいよ時が満ちました
わたしたちの新しい時代がやってきます

かけがえのない者を失った人達
未だ彷徨い、現実に戻れずにいる人達
悲しみにくれて動きだせずにいる人達

私たちは彼らの為に動きます
どうか恐れずに立ち向かってください

私はいつでもあなた方の傍にいます
いつでもあなた方のために、出来る最善の策を持って、あなた方と共に歩みます

おそれずに、前を向いて、真直ぐに
この先にある新しい光に向かって行きましょう
共に、同じ光の民として


■出会い
私とホヲリは夢に見る様な不思議な出会い方をしました。私は彼を一目見たときから好きになってしまい、父に頼んでこの家の婿に迎え入れたいとせがんだのです。(トヨタマヒメ)


とても大きな社に私達は住んでいました。土地神であった父ウエサクはわたしのことをいつも可愛がってくれ、そのような訳でこの時も、二つ返事で私の事を許してくれました。

ホヲリは私たち親子の事を何かの噂で聞いたらしく、父に会いに来たひとりの青年でした。
探しているものがあるとホヲリは私と私の側近に声をかけました。
社の前にある壁の傍で、私達は出会いました。

誠実で勇敢そうな面差しをした青年、それがホヲリでした。
驚いて、私は彼の言葉をもっと聞きたいと願い、
もっと話しをしたいと願い、もっと傍で良く表情を見てみたいと思いました。
だから、門の中へ招いてもてなすことにしたのです。

彼はとまどいながらも、私の強引さに何も言えず、
苦笑いをしながら社の中にまで入って来てくれました。
父はまだ2階の部屋にいるだろうと考え昇って行きました。

父は彼を見た時にすぐに気がついたようでした。
彼の本来の血筋が単なる村の若者ではないということに。
部屋に通されたホヲリは、父を見ながら真直ぐな視線でこう言いました。

「兄が、兄もここに来たはずだ。その時に兄が何を願ったのかを教えて欲しい」

父は怪訝な表情になりながらホヲリを見下ろしていました。
私は二人の遣り取りを見守りながら、つい先日、この社に立ち寄ったひとりの青年の事を思い出していました。

私は国の後継ぎである二人の青年に出会ったのだと、
この時はまだ気づく事ができませんでした。


彼は兄と約束をしたのだと言いました。何の約束かはここでは言えない、ただ、兄がもしそれをお話ししていたのなら私も真実を伝えます。しかし兄が何も言っていなかったのなら私も言う事は出来ない。

彼はそう言って父の目を真直ぐに見詰めました。
私はそんな彼の姿を見て、胸が高鳴るのを抑えきれませんでした。
とても素敵だった。
私にとってこの人こそがかけがえのない人になる、そう、思ったのです。

私達龍族の者は特別な配偶者と言うものを持ちません。
精神的に同じ志を持つ惹かれあう者同士が、互いに極自然と結ばれる。
今のあなた方のしきたりの様な結婚の概念はなく、
その時、その時に必要なパートナーといつでも結ばれる事ができたのです。
嫉妬や独占欲と言った感情は抱きませんでした。
時が来て、縁が不必要となれば離れ、新しい縁を求め、また惹かれあい結びつく。
自然な形で自由に結ばれる事がこの自然界の法則であるからです。

私も何度かパートナーを見つけ結ばれそうになった事はありましたが、
これほどまで心を引かれる想いを抱いたことはありませんでした。
私はその日、初めて知ったのです。
手に入れられないかもしれない者を手に入れたいという自分本位な想いを。
彼が龍族の者ではないと判りながら門の中に招いた時から、私は自分に襲いかかる数々の苦しみを予感していたのかもしれないのに、それでも彼を招いてしまった。門の中に招いてしまえば、ふたたびこの杜から出て帰る事はない、私達のもてなしによってこの場所を離れる事はないという確信があったから。

父は彼にこう言いました。

「確かにその青年は訪れたが、彼にとって必要な事は何もなく、私達も彼にとって必要な事は何も持っていなかった。もしかするとまたここに彼がやってくるかもしれない。それまでゆっくり寛いで行きなさい。私の娘がめずらしく招いた客人だから、手厚くもてなしをさせていただきたい」

私は傍で二人を見ながら笑顔を隠しきれませんでした。
父を見て青年を、ホヲリを見て、二人の会話を遮るようにホヲリの腕を掴むと、祝宴が始まる前にこの場所を案内すると言って彼を引っ張り回してしまいました。彼は最初に会った時のように困った顔をして私の事を見ていました。私は彼のことを見詰めながら、彼に惹かれてゆく心の動きをとても気持ち好いと感じていました。

不思議な縁。(えにし)
彼は人間であり、私達は龍神。
争いがあり住む場所を分けた種族同士が愛し合い惹かれあう事があるなんて。

私は彼を島に帰す事を拒み、彼もまたそれを受け入れて、私達はお互いに少しずつ心を開いてゆきました。兄との約束だけは守らなければいけないが、帰る場所はないからと彼は笑って私の傍にいてくれると言ってくれたのです。

ホヲリは明朗快活で優しく穏やかな人柄で、わたし達の誰もが彼の事を好きになりました。裏表がなく誠実で、わたしたちを敵対する種族と知って尚、その態度を変える事はありませんでした。私にとって、ホヲリと過ごした時間は、今まで過ごしたどの時間よりも大切な物となって行きました。私はホヲリと過ごしている間ずっと、今まで感じた事のない幸せを感じる事ができたのです。

美しいと囁いてくれる声も、髪を撫でてくれる指先も、私に口付してくれる唇も、
私はホヲリの全てが好きでした。
1分、1秒も惜しくて、彼が傍にいて当たり前の生活が続いたある日、

私に新しい家族が出来ました。
島の外から連れて来られた巫女。
父が島の外で愛した人間の女の子供です。
母が死に身寄りがなくなった彼女は、わたし達の社で共に過ごすこととなりました。

彼女の名は、タマヨリヒメ。
人間でありながら神術にたけ、
わたし達の意識と繋がる事ができる龍の血筋を持った人間でした。

まだ幼いながら美しいタマヨリヒメに、ホヲリの視線が向けられたままであった事を私は不安に思いました。タマヨリヒメは美しく、寡黙で、自分に課せられた運命を受け容れながら、忠実に私達の下で巫女としての働きを淡々とこなし続けていました。

私達3人は次第に結びつきが深く、互いにかけがえのない存在として繋がり始めて行きました。


私がホヲリの子を身ごもり始めた時、数日、外へ出る事のできない時がありました。
新たな命の誕生をよろこんで私は自分の幸せを噛みしめました。
ホヲリと私の子。
新しい国を、この子と共に作ろう。
新しい命は、新しい世界を作る為の私達の大切な命。
どんな子が生まれてくるのか、それは私に似ているのか、それともホヲリに似ているのか、
そんな小さな幸せに想い浸りながら、私は部屋で数日を、みそぎの為に過ごしました。

隔離された時間が過ぎて久しぶりに二人に会おうと外へ出た時に、
私は二人がこの社から消えている事を知りました。

私には何が起きたのか全くわからなかった。
私は、何日か彼らが戻ってくることを待ち続けましたが、
いつになっても二人は戻らず、とうとう1年が過ぎ、2年が過ぎ、そうして丸3年、
私は彼らが戻って来ない事をようやく理解しはじめました。

子は生まれませんでした。
流れてしまった命。
それは私が強く拒んだために、天界からの訪れを塞がれてしまった命でした。

深い悲しみの中で、私は全てを失ったように放心し、誰の事も信じられず、
社の中で次第に孤独になり、誰をも受け入れず、ひとりきりで過ごす事が増えてゆきました。

私にとってホヲリは全てだったのです。
愛しているといった言葉は嘘だったのか。
幸せにすると言った言葉は嘘だったのか。
私を大切に、種族の壁などなく愛してくれていたのは幻だったのか。
来る日も来る日も、同じ考えの中をぐるぐると思考は廻ります。

無意味な時間が過ぎて行きました。
何をする気も起きず、誰と離す事も拒み、私はひとりでホヲリを待ち続けました。


私の中で一つの疑問が浮かび上がったのは、それから何年もしてからでした。
父の目を盗み、島へと渡った私が見たものは、タマヨリヒメと共に幸せに暮らすホヲリの姿でした。
私は目を疑いました。
二人は、死んだと思っていたのです。
私を裏切って生きている筈がないとそう思ったのです。

でも生きていた。
そして二人の間には子供が生まれていました。

ヤマトの子。

私は直感でそう感じました。
彼はヤマトの国の王子であるために、龍神である私ではなく、
ヤマトの国の巫女であるタマヨリヒメを選んだのです。

体裁。自分の地位。国を繁栄させるため。

それでも私には信じられませんでした。
そしてタマヨリヒメに強い憎しみと嫉妬を抱きました。

なぜ彼の隣にいるのが私ではないのか。
なぜ彼の子を抱いているのが彼女なのか。
私達は、分かたれた種族を統合し、新しい国を作るために共に手を繋いで歩むのではなかったのか。

正気ではいられないほどの悲しみに、私は身を引き裂かれる想いでした。
二人を殺す事も、憎しむ事も、二人の仲を引き裂く事も私にはできませんでした。
そのような事をしても無意味であることを知っていたからです。

それでも、苦しかった。
私は人間がなぜ憎しみ合い、殺し合い、全てを我がものとしたがるのか、
その感情を心の底から理解をしました。

同じ運命を繰り返してはならない。
大和の国と龍族は、互いに干渉しないことで平和を保ってきたのですから。

真実を目の当たりにして受け入れられるほど私は強くはありませんでした。
社に戻った時、全てを封印しようと眠りにつきました。
私は、海の底で深い眠りにつきました。

その時代にはもう2度と、目覚めることは、ありませんでした。


『その手を離さなければ、ずっと一緒にいられたのに』(トヨタマヒメ)


(物語は次回に続きます)


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2011/05/22 08:39 | Comments(0) | TrackBack() | ナ・ムー
ヒマラヤ水晶(カムイとサン)の物語


今回リーディングした石はヒマラヤンクリスタルです。
凍土で国を作ったカムイと、カムイを愛したサンという青年の物語です。

カムイとサンは新しい国創りを始める私達を応援してくれています。



『愛し崇める我が主。我らは貴女の剣となり楯となり御身を御守りいたします。』(サン)



【1】出会い


雪が降っている。

冬。大地は硬い氷に包まれて眠る。

カムイ達はその冷たき世界に降り立った。

そこを社にし、そこで生き抜き、そこから新たな国を生み出そうとして降り立った。

「新しき道を開く為、この冷たき土地で暮らそう」

カムイたちは土地を分かち、それぞれの新しき道へと進んだ。

●  ●  ●

何百年かが過ぎ、凍れる土地には命が溢れた。

サンという名の青年は一人のカムイが生んだ国(街)で命を授かる。

カムイは歳をとらず、シラカンバの樹木に囲まれた社の奥で過ごしていた。

新しい命が降りたという知らせに、カムイはいつものように優しい微笑みで喜びを見せた。

女神(カムイ)の腕に赤ん坊(青年)は抱かれる。

名を授けられた。


サン。


赤ん坊は、新しき世の光という名の意味を持つ名を与えられた。


●  ●  ●

サンは成長し、弓も槍も使いこなせる、国随一の武具の使い手となった。

若々しく高い士気に溢れ勇猛果敢なサンの評判は、国の中で一番高かった。


サンはカムイを愛した。

あの日、カムイの威を受けた時から、サンの心の中にはカムイのために生きる事だけがあった。


●  ●  ●

『私は鹿を狩りに行き、雪の大地に足を滑らせ怪我をしてしまったのです』(サン)


冷たい雪に覆われた森林の奥で、不慮の事故により血を流し倒れたサンの元へ、白い装束を纏ったカムイの少女が現れた。

サンは朦朧とした意識の中で彼女の優しい手から、光が溢れだすのを見ていた。

びょうびょうと吹き荒れる雪。

唸る様に揺れる樹木。

その中で、カムイの少女は、別世界にあるかのように静かだった。


「生きなさい。あなたに命を授けた神のために」


少女の唇から、大人びた神聖な言霊が降ろされる。

サンは、その声を聞いた瞬間に少女に恋をした。

暖かい光に包まれながら、サンは決意する。


この方の為に生きよう。

この方の為に命を捧げよう。


目が覚めた時、サンは生きている喜びと、荒れ狂う白い吹雪の中で見た少女の事を想って胸が熱くなるのを抑えきれなかった。


●  ●  ●


少女がこの街の「カムイ」であることを知ったのは、それから間もなくのことだった。

シラカンバの森林の奥にある社に彼女がいる事を知り、サンは権威ある者達にみつからないよう、こっそりと彼女に会いに行った。

彼女に会う事は禁忌とされ、人々の誰もがシラカンバの森の奥へ近づくことを許されていなかったからだ。


踏みしめる足もとで雪が鳴る。

歩いている間、またあの少女に会えると思うと、気持ちの高なりを抑えきれなかった。


―――しかし、シラカンバの森の奥にある社は、みつからなかった。


サンは、それから何度もシラカンバの森の中を彷徨ったが、とうとう見つけることができずに、幾日もが過ぎた。


「会いたい」


サンの心の中にある気持ちが膨れ上がる。

想っていれば会えるのだろうか。



サンの心に彼女への想いが消えないまま、それから何年もが過ぎた。





【2】羊蹄山の裾野で

サンは大人になった。

結婚し子が生まれ親となり、人々の守り手として活躍した。

サンがカムイの少女に出会った最初の日から数年が経っていた。


穏やかな春の日差しが降り注ぐ羊蹄山の高地で、サンは再び彼女を目にする。

羊蹄山の裾野から大地を眺めるカムイの少女は、大人になっていた。



●  ●  ●

サンとカムイは偶然、そこで再開した。

サンは薬になる草花を探して、街から離れた羊蹄山まで足を伸ばした。

そこに、あの日見た少女が、佇んでいた。

それがあの時の少女だと判ったのは、白い装束と長い髪、額を覆う飾りが、あの日見た物と同一だったからだ。

「カムイ様…」

サンは、名を呼んだ。

震える声だった。

長年探し続けた想い人。


膝をつき、両手をつき、崇める様にサンは額を地面につけた。

泣いていた。

なぜ涙が出るのかはわからなかった。

ただ、

ただ、ただただ、喜びだった。


「ずっと貴女をお探ししていました」


もう、少女と言うには成長しすぎた、女神に等しい姿をしたカムイが、サンへ顔を向けた。

穏やかに、唇を閉じたまま笑んでいた。

おだやかに優しい風が二人の間を吹き渡る。

どれほどの時間、サンはそうして泣いていたのかわからなかった。

ふと気付くと、女神はサンをもう見てはおらず、前方にある広大な風景を見詰めていた。


「カムイ様…?」


『戦が始まります。この土地もやがては争いの火種を生みましょう。そうなった時、あなたは戦いますか?』

サンは眉を潜めた。

カムイはサンに視線を向けて、泣くとも笑うとも言えない表情を見せた。

白い装束が、風に靡いている。

大きな数珠を持った手。

勾玉の飾り。

小さな神鏡をいただく額飾り。

青色の瞳。

「カムイ様…」

『サン。あなたは私と共に戦い、私と共に生き、私と共にこの土地を守り、そして死ぬ覚悟がありますか?』

「…もちろんです。私はあの日、貴方に命を分け与えられた。あの日から、あなたの為に生き、あなたの為に命を捧げると誓ったのです。この大地の神々に」


カムイの女神はサンを慈しみ深い目で見詰めた。

その視線は、サンの魂を包み込む程に深く、まるで柔らかい羽に包むかのように優しい。

慈悲という感覚を、この時サンは初めて知った。





【3】別れ


そしてまた冬が来た。

酷く寒い夜だった。


カムイは、じっと吹雪の音に耳を傾けていた。

その音の中に混じる悪意を感じとり、表情に諦念の色を浮かべた。


「戦が始まる」


それはいつの世も避ける事のできない、人の欲望の体現。

国を奪い領地を広げ、私服を肥やそうとする者達の暴力の集い。

『関係のない民達が犠牲にならぬよう、壕を掘りそこに隠れましょう』

カムイの腕の中に猫のような小動物が抱かれる。

鈴の音がした。


●  ●  ●

サンはカムイの指示を持ち、村からなるべく遠く離れた場所に、避難壕を掘りそこに人々を匿わせた。


「カムイ様。準備は出来ております。私たちはいつでも、貴女と共に戦へ出向く覚悟です」

『ありがとう、サン。私はこの国の長としてあなたがたを守ります』


緊迫した状況の中でもカムイは美しかった。

零れ落ちる言葉が、まるで透き通った音のように耳に響く。

その姿は美しく、どんな邪悪にも染まらず、誇り高く清廉だった。

鳴り響く音の様な言霊は、村人の心を震わせ、時に鉛のように重く沈ませ、けれど愛に溢れている。

サンにとってカムイは、この大地の神々を束ねる一人の王だった。

カムイの為に生き、カムイの為に死ねるのならば、それはサンにとっての喜びだった。


『サン。共に有り、あなたと共に生きられたこの場所を、わたしは忘れません』

「カムイ様」

『この土地を守ります』

「カムイ様…!」

『あなたを、愛しています。サン…大切なわたしの子』


カムイにとっては、街の者ひとりひとりが大切な子供だった。

生まれてきた命を、生きる喜びに満たされた侭であの世に導くのがカムイのひとつの役目だった。

それが、叶わない。

カムイは何もかもを知っていた。

いずれ国と国を奪い取る争いが起こり、人々は武器を持って戦い、それにより多くの若者が死に、そしてまた新たな国が栄えることを。

繰り返すこの世の過ちを、カムイは何度も何度も見て来た。


『新しき世の光たる子よ。どうか恐れないで。あなたの命が奪われる事を犠牲だと思わないで。あなたは母なる大地が生み出したこの世の宝。新しき世を築く礎となるために生まれた命。わたしと共にあり、わたしと共に行くのです。だからどうか恐れないで、サン』


『私はあなたと共にあります。あなたと共に戦い、あなたと共に人々を守り、あなたと共にこの地で戦い抜きます。私はあなたの心の中に宿り、その身を助け、そして共に死すでしょう』


「私はどのような姿になろうとも、あなたと共にあり、あなたと共に生き、あなたと共にこの世を創る。女神カムイよ。私はあなたを愛しています」



●  ●  ●


街は焼け、サンは死んだ。

街の為に戦い、カムイを守るために戦い、彼の死は街人の誉となった。

カムイは先陣を切り武器を持って人々と戦ったわけではない。

だが、戦が終わった後、カムイの姿はこの街にもうなかった。

そして二度と、人々前に姿を現さなかった。






羊蹄山はヒマラヤ山脈と同等のエネルギーを内包していて、そのエネルギー体であるヒマラヤクリスタルを手にしたことで、サンはわたしと意識を繋げる事ができたらしいです。
神と等しき存在であるカムイ。カムイはユグドラシルという大きな木から生まれた大地の姿(化身)だとも言っていました。彼女が産み育てたアイヌたちは、水を大変貴重なものとし扱っていた民たちで、羊蹄山から流れ出る水は神の水として重宝され、時に金銭となり人々を潤したようです。今もそうですよね、羊蹄の水。私も小さい頃飲みに行った!


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2011/05/21 13:40 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択
オリオンの精霊、アシュリムの物語


東京のショップで作って貰ったペンダント。
天使の羽を背で揺らす無邪気な少女、オリオンの精霊アシュリム。
彼女は同じ場所で臆病に閉じこもっている私達の背中を押し、
高く飛ぼうと言ってくれています。


■message from asyu
あなたはわたし。
わたしはあなた
私には自由に飛べる翼がある
あなたにもその翼がついている

いまこそ、その翼を大きく広げ、高く飛び立つとき

さあ、ゆきましょう
あたらしい世界へ
あなたを望む人達が待っている場所へ

あなたはわたし
そして、わたしはあなた

その翼は、今、飛び立つためにある


『アースヒールの効力は、時間も場所も関係なくかかるものなの』(アシュリム)


波動の高いあなたがそこにいて、ただ呼吸をしている、生きている、存在がそこにあるだけでアースヒールは効果を発するの。これは波動レベルが高いひとでなければできないもので普通はありえない話し。ただそれが、ありえちゃう現実もあるってわけ。

わたしたちと意識が繋がっている人々の波動はとても高くて、普通の人よりも抜きんでて高まっているから、アースヒールを無意識に発していても自分の限界を超えることなく、日常の生活にも差支えがない。これが波動の低い人だと、思った以上の衝撃波動が返ってくるから寝ている間しか使えない。

望めば望むほど、あなたは地球にとっての癒し手になる。
アースヒールの波動は無限に広げることができる。
組み合わせ次第でね!

祈りの中で使うとより効果はアップするわ。
みんなあまりしないけど…それでも感謝の念がいつも絶えまなく胸に溢れていれば、アースヒールは効力を発する。

自分が生きる意味を、地球を守るため、地球に恩返しをするためだと言っている人たちの想い、それがこの波動の源になっているの。内側から、ハートから溢れだすこの地球への愛が、アースヒールを通して、全ての生き物たちに伝わっているのよ。

わたしね、そういう人達にならついていこう、守ってもらいたい、って思ってる。
本当に素敵だと思うもの。


理解できる人には理解できる物語なのかもしれません。(笑)


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2011/05/19 11:26 | Comments(0) | TrackBack() | ナ・ムー
アレクサンドルとプトレマイオスの物語


古代ギリシアで、1人の覇者と7人の勇敢な若者が世界の果てを目指して戦い続けた。
このブレスレットにはアテナイの学堂でアリストテレスの下に共に学んだ、
二人の王の物語が秘められていました。

この二人の王は、新しい世界を創るための行動力、指導力、責任感といったリーダーに必要な要素を身につけたいと願う人に力を貸したいと思っているようです。


■message from Alex
ついにこの時が来た。
出逢うべくして出会う事ができた。
お前と私の絆。
深い過去からの因縁とも言うべき関係。
魂の繋がり。

若き獅子と呼ばれた私は、おまえである。
世界を統一(世界征服)するために私はどこまででも手を貸そう。
命の許す限り傍にいて、お前を導こう。
この強固な繋がりは最早切れることはない。

お前がついにここにたどり着いたことを祝福する。
おめでとう。心から感謝する。
お前は私であり、私はお前である。
いつでも手を貸そう。そして力を与えよう。


『夢を見、手に入れたかったものは富でも力でもなかった』(アレクサンドル)


何ものをも恐れずに世界の果てを目指し私たちは戦い続けた。
来る日も来る日も。
それが私達の人生であったし、この時代の生き方だった。

私とプトレマイオスが出会ったのはまだ小さな頃。
幼き頃より心を許せる親友としていつでも私の傍にいてくれた。

アリストテレスのもとで哲学を学び、この世界を変えるために国を創る志を抱く者たちを集め、私は世界の覇者となる為に世界へと勇み出た。

潮の流れは私を導いていた。
とてつもなく大きな流れを私は背に背負い、ありとあらゆる凶運をこの身に纏って大地を駆け抜けた。
愛増、欲望、富、力。私は全てを手に入れ王となり国を統一し世界をひとつに束ねていった。

プトレマイオスは私のどの様な姿を見ても、いつも穏やかで優しく、時に厳しく、私の元に跪きこの身に従ってくれた。

若き獅子王。
私は自分の行く道を知っていた。
わたしは夢を見ていた。
この世の楽園(シャンバラ)を見つける夢を。

野望は果たした。
しかし世界をこの手に握ろうとも私は大地を駈ける事をやめなかった。
人々が私がどこを目指していたのか知る由もない。
まだ見ぬ、この世の果てにあるという楽園。
それを見つけるまで私は馬を駈け続けた。
夢を追い続けていた。
その夢を追い続けたままで私はこの世で命を全うした。

私がこの世を去った後に、プトレマイオスはただひとり私の死を冷静に受け止め、
因縁の中で清く生き、新たなる国を目指してエジプトへと旅立った。

マケドニア王の血を引く友はやがてエジプトを統一し、己の野望を全うしてこの世を去った。


『友が夢みた楽園を、私は自らの手で生み出そうと誓った』(プトレマイオス)


”お前は私。 私はおまえ”

因縁の関係だったのだろう。共に戦い、世界の果てを追いかけた。
アレクサンドルが死んでから、激しい哀しみの中で、何かを失ったままの日々ばかりだった。
けれどその意志を受け継ぎ、平和の世をつくるために駆け抜けた。

若き獅子王、世界の覇者が追いかけ夢見た楽園(シャンバラ)は見つからなかった。
見つけられない代わりに私は楽園(シャンバラ)を自ら創り出して見せようと、いつしか友に誓った。

エジプト。黄金の国。果てしない潤いの国。
エジプトの王となった日々も、決して忘れはしなかった。
アレクサンドルとの日々を。
共に夢を見たことを。
楽しかった日々を。
アテナイを夢見た、美しく、はかない思い出を。



ショップのスタッフさんが「最近こんな感じなの」と言ってゴールデンオーラのブレスレット(手前)を見せてくれた時に、私も似たようなものが欲しくなり作成をお願いしたところ、アクアオーラ(後ろ)のブレスレットを創ってくれました。その時に降りて来た物語です。ゴールデンオーラがアレクサンドルで、アクアオーラがプトレマイオス(マケドニア王)です。


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2011/05/16 12:16 | Comments(0) | TrackBack() | ナ・ムー

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